ちょっと一休み
「少し前迄は...」
朝、早く起きるためか、昼近くなると眠気がもよおす。
時々、コックリと身体が前後ろと動きだし始めるのさ、あまり
カッコウの良くないこと。そんな時、チラット顔を触ったり手の
甲に止まったりする奴がいる。身体が、一般的の黒く、人間の目
では、手と手でこすり合わせ拝んでいる仕草は、小説にも出る
くらいの可愛らしさを誘う。今の私にしてみれば、眠りの邪魔を
する憎きハエである。家内は、ハエ叩きで仕留めるのが、うまい
その姿は、怨念でも、あるかのようだ。ところかまわず、バシー
っと叩く、食事の時などは最悪だ。以前は、仕留めたハエは、ニ
ワトリにやると喜んで食べていたが、今は無用のちょうぶつだ。
昔は茶の間の空間にハエが、群れで円を描くように飛んでいた。
今は、どこの家庭でも見られなくなって、それが当たり前という生
活になっている。
その虫で思い出した、何年か前の事だが本州で松の立ち枯れし
ている光景を思い出した。松を食い荒らす虫が原因という。今は、
良い殺虫剤があるようだが、聞いた話ではDNAレベルまで作用し
て、子孫を増やさない薬を使っていると話を聞いたが、凄いだけに
副作用など感じるのだが。相手は、虫だから散布するなどの最新の
方法をもちいているだろうけど。近年、ミツバチの集団失踪など、
ニュースに取り上げられているが、地球温暖化と殺虫剤が関係して
いなければと邪推してしまった。
昔、石油ストーブが出る前は、薪や石炭を燃やすストーブだった。
エントツから煙が出て、木々や山肌を覆い、虫の嫌う火が、近いと
感じさせる環境をつくりだしていた。その為に、虫があまり増えない
でいたらしい。今は、石油ストーブのお陰で、煙が出ず虫の天国とな
ったのではないだろうかと言われている。私も、石油を使う一人なの
で、心が痛む。
さぁ、自然環境に良い事が何かあるはずだ、出来ることから始めよ
うか。
春風するめ