ちょっと一休み
「山菜も近くで間に合わせ....」
毎週日曜日に、農業(家庭菜園)講習会行われている場所は、いわ
ゆる農業公園である。
講習会場は会館の中なので、冷房が効いてて外は、日差し良く昼
近くでもあったので外で、ジンギスカンとビール1杯やりたい気分に
させられた。
来園者が多く、火を使える場所は全部ふさがっていた。
先日もお流れになったが、今回は、公園でのジンギスカンは、
無理かなと、思いをめぐらせていると公園で蕗(ふき)を売っていた。
袋に3本入りで、250円である、ちょうど良い値段かなと思ったが
家内は、それを見て「うーゎ、高い」と、まぁ大きい声で言った。
私は、ちょっと小さな声で言えよッと、つぶやいたよ。
突然、「蕗採りに行くよ」である。
今回も、お天道様の下でジンギスカンは、諦めかといったところか。
家内は、公園近くにはえている場所があるいうのだが、私として
は、人里の近くの蕗は、散歩の犬の小便で、汚いという感覚を持って
いる。
家内は、私のこだわりには、おかまいなしに毎年行っている場所が
あるからといって、現地に行く事になった。
公園の裏手側に資材置き場あった、その奥に柳の下に蕗が群生し
ていた、犬はそこまで行かない場所だなと察することが出来るところだ。
家内が、帽子と手袋、果物ナイフを持ってきて「さぁ、いくよ」と、
柳の下に向かった。
その時「女は、強いって」思った。
どんな状況でも、対応出来る心構えをもっている。
こうでなければ、私は駄目よという、こだわりがない。
この2点、今の家内は持っていた。
私が、今の家内が行動している意識をもっていたならば、どうなった
だろうか。
色んな場面で、対応出来る意識があれば、職場なら成績が上がる、
人とかかわりの中で人望がもてる存在になりえる。
そんなこと、考えながら蕗を採っていた。
それにしても、ジンギスカン日和りなのにと、愚痴らさった。
今日は休みだしという気持ちもあって、採ってきた蕗の始末をしてい
る家内に、、声を掛けようものなら「夢見てじゃないよ」と、いわれそう
だ。
希望は、希望といわれるが、失望で終わるか...。
春風するめ