ちょっと一休み
「庭に来るみにくいネコ」
昼下がり、日差しの中でビールを飲み、外を見ていると何かが動いた。
頭全体が真っ白で坊主頭ようにみえる顔、右側に申し訳け程度の黒色
の毛がある、みったくないネコが、窓の下を通って行った。
以前ならネコが通ると、いうだけで暢気にしていられなっかた。
ニワトリがいたので大丈夫かと、心配の連続だった今は、その様な事は
ないが、それにしても、見にくいネコだった。
そこで、「みにくいの反対は何だろうか、それは、美しいか」それならと、
言う事で動物が感じる美と、人間様が感ずる美の違いはなんぞやと思った。
言葉の使い方一つ、間違えると大変だ、会社だとセクハラで訴えられる
かもしれないし、家庭では、家内に何こそ言われるか、わからない。
この様なテーマは、扱うものではないと思いながら、恐る恐る小声で、
話したくなった。
動物との対象だから、セックスアピールとしての美の一つとするなら動物
と人様にも通ずるような気がする。
動物全部とは言えないが、少なくとっも犬ネコは、行動力があり、臭いも強
く、当然、腕力も強いほうが、見てくれよりそちらの方が優先になる気がする。
人間の女性陣も当てはまる?。
一般的には、人間だったらは、顔の見てくれが一番のような気がする。
そこで一般の人が、顔の綺麗だと、どのような基準だろうとかとなる。
イタリヤのファッションデザイナーの人で名前忘れたが、「人の美を感ずるに
は時代背景にも影響があるが、顔に関しては、目・鼻・口が左右対照に同じで
あることが、綺麗と判断する」と、言っていたことを思いだした。
そんなことを、つい他の人に喋ってしまった。
「良いのかい、奥さんに美人の対象には、目鼻のはっきりした顔達が美人だ
って、あなたの旦那様が言っていたと言うぞ」言われてしまった。
あっ、しまった。
結論、出ない内に、この話を終わりにしなくては大変だ。
家内に知れ渡っても良いように、いつもは、やらない米を炊いておこうか。
我が家では、お米を玄米で買っているため精米をしてから圧力鍋で炊く、こ
の方法を知っていて良かった。
機嫌をとっておかないと、晩は、大変なことを予想出来るからね。
この間、間違って台所の電灯を消したら「アッ、飯喰いたくないんだねぁ」と
言われてしまったばかりさ。
美に対する話を戻すと、美にも時間が経つに連れて出てくる色や形が変化
する様と、人が修練された生き様と月日流れて出る様を、美と捉える観点もあ
るといわれる。
古来から、ワビ・サビと言われてきた世界観だ。
動物は、その時々の現実の中でしか生きれないため、人間が持つ意識をもて
ないのだ。
人間の私は、物事を観る、見分ける事が出来る事になっているはずらしい。
早く、その眼を持たなければ、ネコを観てみにくいと言った事を取り消すことに
しよう。
春風するめ