ちょっと一休み
 
 「周りが変わっている中で、どうする」
 
  こう天気が悪いのは、地球の温暖化の性なのだろうか。
  一定しない天候、景気の悪い年は、空模様も悪いそんな気が
 してならない、確かな、データーと理由付けが有るわけでも無い
 けども、ぶつくさ言いながら、朝早くゴミステーションへ、行こう
 とした時である。
  ゴソゴソと音がしたので、音のする方を見ると野良犬かなと
 思ったとき、ステップするように出てきて尻尾が太いキツネだった。
 薄明かりの中で思わず、こんな家だらけの所にきて、大丈夫かよ、
 身を隠す場所どこかにあるのだろうかと心配になった。
  あわてて、今度はこちらの心配だ、ニワトリ小屋の戸を確かめ
 閉めてあったので安心した。
  キツネも心配だが、こちらのニワトリも襲われなかったか心配
 である。
  それにしても、ここに来るのにこの辺の状況と周りを考えて来
 たのだろうか。
  後先考えのない、頭の悪いキツネのような気がした。
  もう一つ、似たような話が有った。
  9時にお届けの仕事、8時45分に商品を持って配達現場に、
 着いていたようだ。
  その時、ガードマンに「車が出てくるので待って下さい」と言われ
 るままに、30分位そこで黙って待っていた。
  当然のことながら、担当者から「9時の約束なのに、まだ来ない
 が、どうなっている」と苦情の電話だ。
  早めに現場に着いていても、現場の責任者に、今の現状を携帯
 電話などで連絡していなければ、着いていないのと同じなのに。
  その理由を、聞くと「ガードマンの人が、この商品が来ること知っ
 ていたので、ただ待っていれば良いと思った」だそうだ。
  こいつ、「アホーか」と言いたい衝動になりそうだった。
  周りを見ない、つまり世の中の状況と自分の環境変化に対応す
 る適応力をはっきして欲しいものだ。
  これでは、先程のキツネとどこが違うのだろうかと、比べてしま
 った。
  どうぶつは、親からわずかながら教育を受けているけど、本能で
 大半動く、これが主流だ。
  それに対しては、人間はそれにプラスするものがある、系統的な
 教育な受けているということだ。
  つまり、ガードマンは荷物来るのを知っていても直接の仕事には
 関係無いと判断出来ることに、なるはずだ。
  これじゃ、朝出会った周り環境を無視したキツネと同じかと言い
 たくなった。
  ところで私の場合は、どうだろうか。
  この者より体力は悪い、キツネより本能が劣る。
  その様な状態で、注意など喚起していかなければならないのは、
 実に大変なことである。
  う〜んまてよ、私より部下が、大変かもしれん。
  さぁ、どう判断したら良いか、迷うところだ。
 
                        春風するめ