ちょっと一休み
「家内の運転する車に乗って」
先日、会合の出席するために、家内に送ってと頼んだ。
懇親会で、お酒も少々飲む予定、自分が車を運転する事は出来ない。
バスと電車で目的地まで行った事がないので、タクシーで行こうかとした
ら家内が「タクシー代が高いのよ」と、うるさく言うのだ。
いつも、バスか電車で行く方法を覚えなくちゃと、心の中で思っているが
今日まで、行動するまでになっていない。
結局、家内に送ってもらう事になるが、これが大変だ。
打ち合わせ通りにいかない、もうその時間になったが中々こない。
「どうなっている、間に合わなくなる」と催促の電話を掛けると「まだ、時間
があるでしょう。こちらだって出かけようとしたら、お客さんが来たので応対
していたでしょ」と、何がしら理由のある強い口調の返事が返ってきた。
家内の運転する車に乗ってからが大変。
時速50km/h出しても良い速度規制の道路でも30〜40っkm/hの速
度で走行、いっそう自分で走った方か早いかと錯覚しそうだ。
信号ある交差点は殆ど、赤信号で止まる状態だ。
この速度では、かなり遅くなる「この道でなく、この交差点を曲がればとか」
つい、口出ししてしまった「ここで、降りてもいいんだよ」と、言われてしまった。
そこで、私のとる態度は、決まっている。
借りてきた猫の様に、おとなしくして目的地まで黙っているこどだ。
まだ、話のつづきがあって、何日か過ぎた頃、家内と藻岩山のロープウエイに
行った。
チョット寄り道で、小樽の生ワインを買う話になり、私の運転で行くことになっ
た。
目的地まで高速道路を使用する、しないで、口論になった。
家内は、「スピードが出すのでいやだ」と言うから「私が運転しているのだから」
言ってやった。
ちょっと、間をおいて家内からの返事は「降りるよ」だ。
ムッとしたが、せっかくの家内と楽しいランデブ気分をこわさにないために、
腹立つ気持ちをおさえ、帰りは国道を使用することで納得させた。
ここで、教訓は、家内は、運転しようが、しまいが、私に対しては偉いという
ことだ。
春風するめ