ちょっと一休み
「信用しすぎちゃ..?」
具合が悪くなる羽を逆立てまん丸になるニワトリ。
我が家では、「もっこらちゃん」と名前に変わる。
今、黒のニワトリふくちゃんと名前のないトリで2羽が「もっこら
ちゃん」状態になっていたが、この寒さだもの。
先日、バラの木の下で死んだ。
もう1羽の名前のない黒は、2週間後にトリ小屋で天国にいった。
これで5羽になった。
この年の冬将軍が来る前に、車3台をスノータイヤに交換した時の
話だけど。
交換作業が進むと夏タイヤを物置に、運ぶことになる。
その途中で、新たな「白もっこらちゃん」が、発見した。
通りの真ん中にいて、タイヤを運ぶのに邪魔になってしょうがない。
弱っているのにニワトリが、けっ飛ばされないと信じ切っているのだ。
「これで、いいのかよ」と、言いたくなった。
私もこのニワトリのように、信じきっていた事があった。
信じるの反対は裏切りの言葉になるように、表裏一体であると、
今の私は、言える。
そんな、嫌な事を思い出した。
「騙すより、騙される側になる方に立つ」私としての基本姿勢だが
「全部騙されると、ただの馬鹿」だと思っている。
ふらつきながらタイヤを運び、いつタイヤが落ちて身の危険な状態
になるかわからないのに、安全だと思っている「白もっこらちゃん」を
見て、「こいつは、俺と同じく、ただの馬鹿」だと改めて思った。
家内は、越冬するサナギを、取ってその「白もっこりちゃん」に与えた。
しばらくすると、元気に動きなったではないか。
「おいおい、どうなってんだ」と、言いたくなったが、「サナギ」は、そん
なに栄養価が高いのかとびっくりした。
私にも失望感の後味悪さを消すような「サナギ」は、あるだろうか。
春風するめ