寄り道
 
 
 「姑と嫁の間で..A」
 
 朝、3時半過ぎに起きコーヒーを入れ、母の今日一日飲む
 薬を用意しながら話を聞く時間だ。
 昨日のヘルパーさんや看護師さんの話などを聞く。
 感心するのは、日中テレビなど見ているので世間の視野が
広い、国内の出来事や国際ニュースなど話題など盛り沢山
で、話の内容に着いていけない。
 一番困るのは、暗いニュースと理不尽な出来事に犯罪のニ
 ュースだ。
 その出来事に対しての考え方や同調を求めて来るので、納
 得せるようような返事が出来ないため、「うーんそうかい、
 そうなの..」といった返事を繰り返しで終わってしまう。
 どうも目先の出来事に追われ過ごしている性か、頭が(この
 場合は、気がまわらない)働らかないのか、つい朝からネガ
 ティブな気持をもたせる始まりかよと思ってしまうのは、私
 自身の気持ちの狭さだろうか。
 もっと、明るいニュースを見てくれよと言いたい。
 母に言うと「何にも話せないね」の返事が返ってくる、間違
 っても言えない言葉だ考えれば、ここが忍耐のしどころか。
 
 そんな生活に関係ない奴がいる、我が家にいる住んでるカメ
 「マメちゃん」を見た。
 何をしているのかなって、覗いたら小松菜を「パクッ」とかじり
 ついていた。
 何を考え何を思いながら、のんびりした行動や生活が羨まし
 くなった。
 外は、外で扶養家族手当を貰えないヒヨドリが、ピーィピーィ
 と鳴いてリンゴが無くなったと、叫んでいるように聞こえ家内
 に、りんごを買って来させ、畑の柵につたう木いちごの枝が、
 雪の重さによってはずれ歩道に張り付いてる状態になってるの
 で柵にまとめ、空模様は、4月も終わるというのに雪が、降っ
 て来た。
 どうなっているのだ。
 家内は、ボランティアで、私は今日一日留守だ。
 どうも、パッとしない一日になりそうだ。
 今日は、ビールでも飲んでゴロ寝の日といくか。
 どーも、まとまりのない生活の始まりか...。
 
                        春風するめ