寄り道
「昔も今も姑と嫁の間で..@」
人の心はすぐ変わる事は知っていたつもりでいるのだが、
我が家もしかりで、昔で言えば嫁と姑の間の戦争がいつ起
こるかとビクビクしながらの生活している。
戦争と言えば大袈裟か、でも葛藤は人の目には映らない
から、何んと言えば良いのか。
この間、母が妹の事に「近頃家に来ないのだが、どうなっ
ているんだろうかね」と、何回も口にするようになった。
我が嫁さんは言う「娘を嫁にだしたら、他人くらいの気
持ちを持っていないと、ダメだと思うの自由に行動を取れ
ないのだからね」と、母のいない別な部屋で、キッパリ言
い放すのだ。
道理のあって、気持ちの整理ついた発言だ事と感心したが。
母は、糖尿病で至近距離でも見えず誰かに、いつも支え
て欲しいと強い気持ちを持っている。
年を取れば当然の事だから、当たり前と言えばそれまで
だが、自分の回りの世界しか理解出来なっている。
私の立場は、辛いよ。。
妹が、家に来ないので母は、イライラが募ったのだろう、
家内に愚痴を言っていたようだ。
妹の娘が大学を出て北広島の福祉施設に就職が決まった。
住む部屋を探し終わって、母を尋ねて来た。
母は、妹に対して思っていた事など話して、わだかまりが
解けた。
つぎの話題は、家内のことになったようだ、母の口から
滝の水が勢いよく流れ落ちるがごとく、ドッドとでてきたよ
うだ(家内にしてみれば、悪口になるが私にしてみれば、
愚痴に似たようなものだが)。
家内は、妹が来る前までは、妹の愚痴を手一杯言ってい
たのにどうなっているのと、私にくってかかってきた。
ここで、辛い立場にある私の意見を言うものなら大変だ。
「すまない」「すまない」の繰り返しの返事が得策だ。
家内も、実はわかっているのだけど、その様な言葉を私に
言わせ、気持ちを落ち着かせているのだ。
そのような事を思いながらながら、今日も目配りをするか。
春風するめ