寄り道
 
 
「雪が降って..A」
 
北海道の雪は、雪像を造るのが少し大変だ。
私が子供の頃は、教科書に雪だるまの絵を描いて
有ったのが不思議でならなかった。
何故なら、雪がサラサラして雪同士くっつかなく
って、水を掛けて造るようなものだった。
大人になっから知った、パウダースノーといわれ
ている北海道の雪の性質。
春に近くになると、ベタベタ雪に変わるので雪像
も春近くに造った。
よく「鎌倉を造っては駄目だ」と言われた事を思
い出した。
今思えば、雪が崩れる危険な時期でもあった。
これも、大人になって知る。
こんな調子だから、ボーリングもゴルフも、みん
なから置いてきぼりにされてしまうのだ。
ちょっと次元が違うか、努力が足りないだけか。
 
話を戻して今年は、雪が少なくて助かる。
でも仕事上では、冬は寒く、夏は暑くの方が流通
が動くので、その様になって欲しいと願う。
この様な考えは、不謹慎だろうか?。
途中半端の、季節は楽しめない。
それに今年は、ヒヨドリが来ていないのだ、桜の
枝にリンゴを吊してあるが、腐ってしまった。
一回も飛んで来ない。
何か、不都合な気候の変化でも有ったのだろうか。
色々推測してみたが「山に雪が、少ないので街に
来なくても、良いのさ」と、友人に言われた。
ニワトリ小屋のスズメは健在だ。
そのスズメも数が少し減ったような気がする。
新聞テレビなどで、報道されている地球温暖化の
影響なのだろうか。
雪は絶対量は降ると言うが、
雪とヒヨドリを待つ、中年のおとっつぁんである。