寄り道
「また雪が降る季節か..」
子供の頃は、雪が降ってくるのが楽しみだった。
大人になった今は、庭の木の囲いなどの作業があるなど、
やっかいな季節だなと思うこの頃だ。
それに、忘れてはいけない「ネズチュウ」の対策がある。
ニワトリの餌を目当に来ているスズメと違って、ニワトリ
小屋が閉めっぱなしになるために、餌を外にまき散らして
いたのが無くなるので、ネズミは餌を求めて家に入って来
るのさ。
それも、我家だけでなく隣り近所に、ネズミがご厄介にな
るわけであるが(大声で話すことできないけど)。
そのネズミを捕る対策として仕掛けを2個置いた。
次の日1匹かかり、その翌日にも残りの一つに掛かった。
いつもなら水に浸けて始末をするのだが、今回は黙ってい
て死ぬのをまって後片付けをした。
別に理由もない、ネズミの屍はいつもなら、家の前の川の
土手に置いて、カラスかトンビがネズミをもっていくのを
待つのだが今回は、燃えるゴミに出す事にした。
隣近所の目が、何故かしら気になってねぇ。
そうこうしていると、気がつかないうちに雪が降って来る
時期になった、自分の乗用車のタイヤをスノータイヤに履
き替え、除雪機と耕耘機の点検整備とオイル交換などは、
整備工場に頼んだ。
それらの事を会社で話をしていたら、北海道生活の短いパ
ートの奥さんに「乗用車のタイヤ替えたの、私達は11月
の3日に替えたけど」と話しかけた「タイヤって交換する
の」というので「え、」っと、おどろいてしまった。
「普通、北海道の人は、タイヤにホイルを組み込んだ物を
かえるんだよ」と言うと「いや、冬のタイヤはホイルある
けど、夏タイヤは無いの」というので更にビックリ。
おいおい、いま何のタイヤで走っているのよと、思わず笑
ってしまった。
話の展開と組立が整理出来ないまま、よく話を聞いてみる
と、どうもホイルキャップの事だとわかった。
そんな問答をしていると、その地方の生活様式と言葉の取
り方の違いを感じながら、笑ったり時には腹が立つことも
あると思ってしまった。
私も人の事を言えない、冬を、迎え待つのに万全の準備が
出来ていないのだから..。