ちょっと一休み
 
 「話の頃合いを....私の失敗例」
 
 家のニワトリ烏骨鶏、来てから何年になるだろうか。
 朝、戸を開けても「ギャギャ」と、騒いで逃げない。
 はじめは、慣れたのだからジィーとしているのだと思っ
 たが、どうもそうではなく、寒さの為、身体が動かない
 事がわかって、「なぁんだ」となって、可愛いさが半減
 した。
 この話を母にして、話題が仕事上の問題をどう処理す
 るのかになった。
 私は、将棋にたとえ、うまく話するつもりだった。
 どうでもいい話だったが、めんどうなので、「あやまる」
 事に、的を絞って話することにした。
 「あやまる後ろ姿を見せることに、おもきを於く」、
 それには理由があって、ただあやまっても意味が無いと
 思っている。
 一事故が終わっても、どこかで相手と、「又出会ったとき
 声を掛け会れる様に、お願い」するんだ。
 その事によって、お互いにプライドを持った解決が少し
 で出来ると思う。
 話が終わって相手が帰り、会社の者に「・・すまなかった
 ..」の言葉が出る気がすると、話した。
 母に何故、その様な気持ちになったのという話になった。
 ここで、私も言わなくても良いことを、喋ってしまった。
 母さんのように出来ないので、勉強の事は聞くなよと言
 ってきた手前、自分の弱さ(力なさ)は、必ず誰かに知れる
 それなら、さりげなくわからせることだと話した。
 それで、相手の自覚を喚起させていく、方法をいつも考
 えているんだよと話した。
 母は「わたしは、完璧でもないから」と怒った。
 「母さんように出来ない」この言葉が話の中に出たのかも
 知れない、それが皮肉に聞こえたのだ。
 すぐ、「ビールを飲むかい」と持っていたが、あとの祭り
 さ。
 「今、機嫌が悪いから後で飲む」と、機嫌を直してくれる
 ようだ
 何でもそうだが、話には頃合いと言葉選びが大事なよう
 だ。
 特に、自慢話に間違われそうな話は、気を付けなければい
 けない、結果的に変な自慢話をした事になった。
 日光のサル軍団のように、頭を前に少し下げ、右手を机
 に掛けて、「ハンーセィ」と。