おしゃべり
 
 「我が家のマメ(亀)を観て..」
 
 ノッソリ、ノッソリと動く姿に、なぜかユッタリとした気持ちになって
 しまう、そんなマメを見ていると、自覚のないまま時間が過ぎてし
 まう。
 はっとして我に返っり、「マメって動き鈍く、決して器用だといえな
 いのに、甲羅など身体が綺麗なのにビックリさせられる」。
 陸ガメであるマメは、身体を洗っているところを見たこと無い、
 時々、水に身体ごと浸ける。口まで水を浸かるようにすると便が
 出しやすいようになるためなのだそうだ。
 食べ残しをマメは片付けしないので、家内がきれいにする。
 この後始末は、野生のカメだったら、どうなるのだろうと考えを巡
 らすと、食物連鎖のように動物や昆虫・バクテリヤなどが介在して
 きれいになっているであろ?と思うったが。
 野生のカメなどの、甲羅が綺麗なのは何故なんだと、不思議に思
 ったね。
 さすが、生き馬の眼を抜くと例えのある人間社会だ。
 動物のもつ不思議さを利用して、特許とり金儲けにしようと考え
 てる世界だ。
 カタツムリなどの甲羅のメニズム解析研究が進んでいて、商業ベ
 ースにしようという記事が有ったことを思い出した。
 人間社会と、カメの世界は別のようだ。
 「そんなこと当たり前じゃないか」と、いわれそうだが、改めてマメを
 見ている。
 ただ「食べて」有る程度の「清潔」を保ち、暖かいところで「ジー」とし
 ているだけで良いのだ。
 「ジーッ」としているマメ、それに対して「コセコセ」している自分の生
 活態度を知るとき、マメの気持ちと考えを聞きたいと思うものだ。
 なんて、馬鹿なことを言い出したのだろうか。
 
 よく、巷(ちまた)に聞く、その世界で成功したければ成功した人の真
 似をしなさいって言われるが、私にはマメの真似は出来ない?
 ちょっと意味合いが違うか。
 それにしても思う、羨(うらや)ましいと。