おしゃべり
 
 「キャラメルを噛みながら..」
 
 久しぶりの大雪、毎日雪投げから一日が始まり大変だ。
 除雪した雪を捨てる場所の確保に頭を悩ませること、つい何年か
 前まで考えることは無かったように思える。
  どこまで、降り続ける雪だろうかと思いながら、最近手に入れた
 昭和30年代くらいに、よく出回ったキャラメルを取り出し、口の中
 に入れた「今日は、もの凄いシバレ(寒さ)が強く、ものすごく堅く
 なっているキャラメルだ」と、思いながら噛んでしまった。
 何やら堅い物が急に口の中で大きくなって、なんだろうと慌てて
 口から出すと、大昔に虫歯にかぶせてあった銀歯とキャラメルが
 一塊(ひとかたまり)になっているではないか?
 「取れたんだ」一瞬ガッカリした。
 この現実は、歯医者さん行かなければ治らないことを意味している
 からだ。
 歯医者さんの所へ行くと多分「ジーィ」とする金属音と振動がするで
 あろうその事に、たまらなく恐ろしさを感じる。
 あーぁ、なるべくお世話にならないように、歯磨きを食事後にしてい
 たのにこの結果である。
 
 災難は、いつやってくるかわからない。
 人間は、忘れる動物だと聞いているが、その分物事を覚えることが、
 出来るらしい。
 動物は、最初に覚えた事が忘れないため記憶容量が少ないそうだ。
 昔そう聞かされたことがあった、人間である私忘れるんだ。
 何か大切な事を忘れているのではないか。
 時々の検診など、話は変な方向に行ってしまいそうそうだ。
 今回の経験で、よくわかった事は、忘れてもいい事、覚えておかなけ
 ればいけない事があり、そのことを認識していないと同じ事の繰り返
 すのだ。
 同じ事を、しないようにするには、チョットした努力の継続が大切だ。
 今回、歯のことにしても、他のことにも通ずる事がいっぱいありそうだ。
 私、その事を十分に覚えていれるだろうか?。