ちょっと一休み(2004年11月)
 
 「馬鹿を演じる偉いやつ」
 昔、習い事をしていた時に「芸は身をたすく」と言われたこ
 とを思い出した。
 たとえば宴会の時、その宴会を盛り上げる役割が出来る人を
 見て度に。
 なぜか、その人を見て自分は出来るだろうかと、思い問い
 かけられている気がした。
 答えを見つけ出す前に、動物はどうだろうかと想像してみた。
 だいいち宴会や会議なんて有ること聞いたこと無いのに。
 
 あるとしたら、どんな時だろうとまた、想像しながらニワト
 リにエサをやっていた。
 青草を蒔き散らして、次にスコップで土を掘り起こした時
 土の中から沢山のミミズが出てきた、それを見たオスが「う
 まいもん有るぞ」と、言う時の鳴き声を出してメスを呼んだ、
 呼ばれたメスは子(ヒナ)を呼んでいるのを観て。
 オイオイこいつらも考えようによっては、宴会かよ?
 とっさに、そう思ったけど。
 
 万物霊長類の君臨する人間様の一員である俺と、動物どう違
 うのかと一応、考えた。
 宴会を盛り上げるのは、ただ人を集めるだけのでなく、融和をは
 かる役割とそれに指導力が、かかっているのではないかと。
 
 そうなるとニワトリは、本能と習性だけでも出来るの...。
 私は、習得する自信が無いばかりにニワトリのオスより劣ると、思
 ってしまった。。
 役割出来る人は偉いんだと。
 どうでもいいような答えだが。
 そう思ってしまった。