ご馳走さまは韋駄天への言葉
近来、料理番組が多くなったようにみられる。
内容もどれだけの量を食するのかとか、この料理の値段はといった物まである。
毎日の料理に真剣に取り組んでいる人達がいる中で、どうした物かと思う。
食事をふうるまうことを「馳走」というそうだ。
一般に食後の挨拶に「ご馳走様」というのは、もてなした人か、料理の神様である
韋駄天に気持ちをあらわすのかなと私は思っていた。
本によると禅寺の台所には、韋駄天か祀られているそうだ。
仏教の守護神の中で最も足が速いとされることから、修行生活で食事を用意する
とき走り回ることから欠かすこと出来ない守り神とされているとあります。
一回の食事を用意するため忙しく走り回る。
目に見える人だけが走り回るだけでなく料理をつくるために関わっている全ての人
に、心していることが立派な精進の一つといわれます。
このことから、一つの料理に関わった全ての人達に、感謝の気持ちを込めた言葉
に違いないと教えられる思いがしました。